【呪術廻戦】偽夏油の正体は加茂憲倫!虎杖との繋がりも?伏線・描写まとめ【考察】

『呪術廻戦』134話で判明した偽夏油の正体である加茂憲倫(かものりとし)について掲載しています。
これまでの話で加茂憲倫が正体であるとわかる伏線・描写をまとめているほか、虎杖との繋がりを考察しています。

偽夏油=加茂憲倫

目次

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加茂憲倫(かものりとし)とは?

加茂家の汚点で史上最悪の術師

加茂憲倫は、多くの呪術文化財と共に、史上最悪の術師として名を残す御三家の一つの加茂家の汚点。
明治の初めに存在した人物であり、渋谷事変が2018年の出来事であるため、150年前の人物となります。

呪胎九相図を作り出した人物

加茂憲倫は、呪霊の子を孕む特異体質の娘が、子の亡骸を抱えて駆け込んだ山向こうの寺を開いた人物でした。
彼の知的好奇心は呪霊と人間の間に生まれた子の虜となり、その娘に対して九度の懐妊・九度の堕胎を行い、特級に分類される呪物「呪胎九相図」を作り出しました。

現在は夏油の身体を使用している

夏油傑は、2017年12月24日に百鬼夜行を起こし、乙骨に負けた後に五条によって殺されています。
その後、夏油の持っていた呪霊操術を手に入れること五条を封印することを目的に夏油の身体を乗っ取ったと思われます。

加茂憲倫自体も誰かに乗っ取られている?

134話で初めて顔が描写された加茂憲倫ですが、偽夏油同様に額に縫い目が存在します
脳を入れ替えることで肉体を転々とする術式を加茂憲倫自体にも使用している可能性が高く、「加茂憲倫も数ある名の一つにすぎない」との発言から、加茂憲倫も誰か別の人物に身体を乗っ取られていた可能性が高いです。

本当の正体は宿儺と関わりがある人物?

偽夏油は、西暦65年に存在したと言われている両面宿儺について詳しく、7巻では「宿儺の動きが私のイメージとズレる」と発言しています。
また、宿儺の知り合いである裏梅と協力関係にあります。
このような発言・行動から、宿儺と多少なりとも関わりがある人物が本当の正体と思われます。

両面宿儺は上古、仁徳天皇の時代に飛騨に現れたとされる異形の人、鬼神である。『日本書紀』において武振熊命に討たれた凶賊とされる一方で、岐阜県の在地伝承では毒龍退治や寺院の開基となった豪族であるとの逸話も残されている。

引用元:両面宿儺 – Wikipedia

真の正体は天元という可能性も?

偽夏油を目の当たりにした日下部は、「馬鹿げた結界術 馬鹿げた術具の所持 肉体を乗り越える術式を持つ黒幕」と言及しています。
天元は結界術によって高専が保有する危険度の高い呪物を保管する蔵を守っていることから、「馬鹿げた結界術・術具の所持」に値する人物と言えるでしょう。
また、天元は”星漿体”と同化し、肉体の情報を書き換えるという性質を持っているため、夏油の身体を乗っ取ったことの説明もつきます。

身体を乗っ取られるまでは善良な人物だった?

加茂憲倫は史上最悪の術師として名を残している一方、多くの呪術文化財を残しています。
呪胎九相図の母である人物が駆け込んだ寺を開いていたのが加茂憲倫でしたが、この母が駆け込んだことを契機に身体を乗っ取られたという可能性も考えられます。

正体が加茂憲倫と推測できた伏線・描写

2巻

11話:特級呪物「獄門疆」を所持

偽夏油は、五条をも封印できる特級呪物「獄門疆」を所持していました。
特級呪物を所持しており、更に効果をも把握しているのは、多くの呪術文化財を残している加茂憲倫たる故と言えるでしょう。

4巻

32話:高専の内部事情を知っている

高専が宿儺の指を6本保有していること、高専上層部が虎杖の器としての強度を測りかねていることなどを把握しています。
これは高専の上層部に裏切り者が存在し、その者と繋がりがあるためと思われますが、裏切り者は偽夏油の正体が加茂憲倫と知って偽夏油側についたのかもしれません。

7巻

53話:呪胎九相図の存在を把握している

京都姉妹校交流会に介入したのは、高専に保管されていた特級呪物「両面宿儺の指」6本、特級呪物「呪胎九相図」1〜3番を奪うためでした。
「呪胎九相図」は加茂憲倫によって作り出されたものであり、正体が加茂憲倫であるならば「呪胎九相図」について知っているのは当然のことです。

55話:呪胎九相図について詳しい

「呪胎九相図をなぜ壊さないのか?」という真人の質問に対して、「生命を止め他に害をなさないという”縛り”で存在を保障しているため壊せない」と回答しています。
これは「呪胎九相図」を作り出した本人であるからこその知識と言えるでしょう。

10巻

84話:五条の術式を詳細まで把握している

84話では、五条の術式について詳細まで把握していることが描かれています。
これは偽夏油の正体が、五条家と同じ御三家の一つである加茂家の人物、加茂憲倫であるために把握していたと思われます。
もしくは夏油の肉体から知識を得たとも考えられます。

12巻

102話:最近の術師という発言内容

疱瘡婆を祓った冥冥に対して、「やるじゃないか 最近の術師にしては」と発言しています。
これは加茂憲倫が明治の初めに存在した150年前の人物であることと繋がっています。

偽夏油と虎杖の繋がり・関係性は?

虎杖は偽夏油によって造られた存在?

2021年3・4合併号に掲載された133話では、偽夏油が呪霊操術によって虎杖に攻撃を仕掛けます。
その攻撃を受けてなお戦闘不能となっていない虎杖に対して、偽夏油は「我ながら流石というべきか 宿儺の器 タフだね」というセリフを放っています。

これは虎杖が偽夏油によって造り出された存在だからと捉えることができます。
単に戦闘不能にすることなく、虎杖に対して加減した攻撃をした自分に対する称賛と捉えることも可能ですが、おそらくは宿儺の器である虎杖は偽夏油によって生み出された存在と捉えるのが自然でしょう。

偽夏油は虎杖の父親的存在?

2021年5・6合併号に掲載された134話では、虎杖に対して「極ノ番」について説明する自分の現況を笑い、「急にらしいことを始めてしまったなと思って」と言及する場面があります。

この「急にらしいこと」というのは、「極ノ番」について虎杖に説明・解説する自分が、まるで虎杖を教育しているかのように思えたからと捉えられます。
虎杖が偽夏油によって造られた存在である可能性も考慮すると、偽夏油は虎杖の父親的存在と考えられるでしょう。

偽夏油と虎杖の繋がりを思わせる伏線まとめ

2巻

10話:虎杖が死んでいない可能性に言及

宿儺が心臓を潰したことで死んだと思われた虎杖ですが、偽夏油は虎杖が実は死んでいないことを見抜いていました。
これは偽夏油が虎杖について何かしらを知っていたことを思わせます。

3巻

23話:虎杖・順平が話しているところを見つける

23話では、河原で虎杖・順平の2人が映画の話をして盛り上がっているところを、偽夏油が見つけるというシーンがあります。
単に真人と順平の関わりを知っていただけかもしれませんが、偽夏油が虎杖の位置を何かしらの方法で把握している可能性も考えられます。

12巻

101,102話:疱瘡婆は宮城県の呪霊

101〜102話で冥冥の相手として使った呪霊は疱瘡婆。
疱瘡婆は宮城県に疱瘡(天然痘)を流行させ、病死した人間を食べたとされる妖怪・呪霊です。
虎杖が通っていた高校は宮城県であるため、何かしらの繋がりを感じます。

一方で作者が岩手県出身であること、乙骨・里香の二人も宮城県にいたことから、単に東北地方の宮城の呪霊を出しただけという可能性もあります。

13巻

111話:虎杖の肉体の主導権について把握している

偽夏油は、「虎杖悠仁は指を20本全て取り込んでも、肉体の主導権を宿儺に譲らないだろう」「1度に10本も指を取り込めば適応が追いつかず、一時的だが肉体の主導権は宿儺に移る」と断言しています。
偽夏油自体が虎杖の器としての特性を把握しているのは、虎杖を作り出したのが偽夏油自身であると考えれば説明がつきやすいでしょう。

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