【呪術廻戦】虎杖悠仁の術式・正体は?九相図・加茂憲倫の繋がりとは?【考察】

『呪術廻戦』の主人公・虎杖悠仁についてまとめています。
「存在しない記憶」は虎杖悠仁の術式であるのか、九相図(脹相)や偽夏油・加茂憲倫(かものりとし)との繋がり・正体についても合わせて考察しています。

虎杖アイキャッチ

目次

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虎杖悠仁の正体とは?

偽夏油と何かしらの関係がある?

2021年3・4合併号に掲載された133話では、偽夏油が呪霊操術によって虎杖に攻撃を仕掛けます。
その攻撃を受けてなお戦闘不能となっていない虎杖に対して、偽夏油は「我ながら流石というべきか 宿儺の器 タフだね」というセリフを放っています。

この「我ながら」という表現から、虎杖と偽夏油の間には何かしらの関係があると捉えることができます。
単に、虎杖を戦闘不能にせず加減した攻撃をした自分に対する称賛と捉えることも可能ですが、宿儺の器である虎杖に偽夏油が何かしら関わっていると捉えるのが自然でしょう。

偽夏油は虎杖の父親的存在?

2021年5・6合併号に掲載された134話では、虎杖に対して「極ノ番」について説明する自分の現況を笑い、「急にらしいことを始めてしまったなと思って」と言及する場面があります。

この「急にらしいこと」というのは、「極ノ番」について虎杖に説明・解説する自分が、まるで虎杖を教育しているかのように思えたからと捉えられます。
虎杖と偽夏油に何かしらの関係がある可能性を考慮すると、偽夏油は教育する立場=虎杖の父親的存在と考えられるでしょう。

偽夏油によって造られた存在の可能性も

上記に合わせて、偽夏油が虎杖の宿儺の器としての特性を把握していたことからも、虎杖は偽夏油が作り出した存在と考えることが可能です。
ただし、夏油自体は2017年に死亡したこと、虎杖自身が2002年生まれであること(本当に16年間生きてきたのかは不明)を考慮すると、虎杖を作り出した時は違う人物の身体を乗っ取っていたと思われます。

虎杖悠仁に覚える違和感まとめ

宿儺の指を「拾った」

1話で伏黒から宿儺の指の所在について聞かれた際、虎杖は「拾った」と答えています。
本来は虎杖が通っていた高校の百葉箱に保存されていたはずであるため、虎杖が「拾う」ことはあり得ないはずです。

宮城県の呪霊である疱瘡婆を操っていたことから、偽夏油が宮城県に訪れていたことは確実なため、虎杖が指を拾うように画策した可能性も考えられます。

両親の存在

虎杖の祖父は、死ぬ前に虎杖の両親について語ろうとしましたが詳細は不明のまま亡くなりました。
しかし、順平との会話で「母親とは会ったことがない」「父親はうっすらと記憶がある」と発言しています。
この真意については不明ですが、もし虎杖が造られた存在である場合、加茂憲倫が夏油の前に乗っ取っていた身体が父親であったのかもしれません。

宿儺に耐えうる千年生まれてこなかった逸材

五条曰く、「宿儺に耐えうる器なんて今後生まれてくる保証はない」「肉体の耐性だけじゃない 宿儺相手に難なく自我を保てる」「千年生まれてこなかった逸材」とのこと。
虎杖自身がなぜこのような耐性を持っているのか、また千年前には宿儺の器が存在したのかなど気になる点が多いです。

強靭かつ毒が効かない肉体

虎杖の肉体に関して異様な点は以下の通り。

  • 砲丸をピッチャー投げで30m弱飛ばせる
  • 50mを3秒で走るという噂
  • 校庭から校舎の4階へと飛び上がる
  • 素手で壁をブチ破る(鉄コンの壁はNGらしい)
  • 順平の術式「澱月」の毒が効かない
  • 呪力なしであれば東京校・京都校の誰よりも強い

虎杖悠仁と九相図(脹相)の繋がりは?

呪胎九相図とは?

明治の初めに呪霊の子を孕む特異体質の娘が存在し、親類縁者からの常軌を逸した風当たりを受けたその娘は、子の亡骸を抱えて山向こうの寺へと駆け込むこととなります。
その寺を開いたのは史上最悪の術師として名を残す加茂憲倫でした。
彼の知的好奇心は呪霊と人間の間に産まれた子の虜となり、九度の懐妊・九度の堕胎が行われた結果、呪胎九相図が生み出されることとなりました。

呪胎九相図の1〜3番は特級に分類されるほどの呪物となり、その呪力の起源は母の恨みかそれともーー

呪胎九相図の1番が受肉したものが脹相、2番が壊相、3番が血塗となっています。

呪胎九相図の親の一人が加茂憲倫

134話では脹相には3人の親がおり、「母」「母を孕ませた呪霊」「その間に血を混ぜた加茂憲倫」と判明しました。
脹相が加茂家相伝の術式である「赤血操術」を使用するのは、加茂憲倫の血を混ぜられたためと思われます。

脹相は虎杖の兄?それとも「存在しない記憶」?

「存在しない記憶」とは?

12巻で虎杖との戦いに勝利した脹相でしたが、虎杖を殺そうとしたところで脳内に「存在しない記憶」が溢れ出すことに。
「存在しない記憶」とは、受肉した壊相・血塗と九相図の残りの6本、そして虎杖とテーブルを囲み食事をするという場面。
虎杖から「兄ちゃん」と呼ばれる異常な記憶でした。

九相図・虎杖の共通点は?

脹相と虎杖が兄弟ということはあり得ないと思えますが、九相図・虎杖の間には母親に関して共通点が存在します。
虎杖は「母親に会ったことがない」、壊相には「母の記憶はない」とのことから、どちらも母親に関しては共通点があると言えそうです。
ただし、脹相は「加茂憲倫が母を弄んだ」と言及しており、九相図全員に母親に関する記憶がないというわけではなさそうです。

脹相が本当に虎杖の兄と考えるとすると?

虎杖は子の亡骸から造られた存在?

もし脹相と虎杖が本当に兄弟だとした場合、お互いの親が同じ存在であると推測できます。
虎杖自身も偽夏油(加茂憲倫)によって造られた存在であると仮定すると、ある意味兄弟と言えるでしょう。
また、呪霊の子を孕む特異体質の娘が抱えていた子の亡骸が虎杖の元となったと仮定した場合でも、兄弟・血の繋がりがあると言えそうです。

一方で、脹相の「存在しない記憶」に九相図の受肉していない呪物が6本登場していたことから、虎杖が残りの九相図に該当するということはほぼないでしょう。

虎杖は受肉した存在ではない?

五条が脹相を見て「受肉した九相図」と判断していることから、虎杖が受肉した存在であるとすると五条が見抜けていないことに違和感があります。
ただし、特級呪物が呪詛師側に流出したことは交流会後に判明しているので、五条がその事実から推測したとも考えられます。

存在しない記憶は術式?ループ説?

存在しない記憶は虎杖の術式説

作中で「存在しない記憶」について言及したのは、東堂・脹相の二人のみ。
この二人と虎杖の間に起こった共通点は以下の通りであり、術式であるとすると何かしらが要因となって発動したと思われます。

  • 虎杖と戦う
  • 虎杖に質問し、虎杖が返答する
  • 戦闘中に虎杖が意識を失う

虎杖・脹相が本当に兄弟説

上記で触れたように、虎杖・脹相が本当に兄弟だった、もしくは血の繋がりがあったとすると、脹相が存在しない記憶を見たことはあり得なくもないと思われます。
ただしその場合、東堂は「存在しない記憶」を見たのではなく妄想であった可能性が高いです。

存在しない記憶はループによるものという説

呪術廻戦のタイトルには「廻」という漢字が含まれており、これがループ・並行世界を表しているということも考えられます。
その場合、虎杖が九相図と兄弟、もしくは兄弟的な関係であった世界線、虎杖と東堂が”親友”であった世界線が存在しており、その世界線の記憶が流れ込んだという考察もできるでしょう。

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